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生気象学入門

奄美と本土との体感温度差

「年末になると寒いね」「日中でも15℃にしか上がらないんだって・・」これは奄美の人同士の最近の会話ですが、関東地方の人が聞くと「エッ、15℃もあるんだ、暖かくて良いな!」と思うでしょう。実際、関東の人が12月中旬ごろの日中に15℃もあると、コートなしで街を歩いても平気でしょうが、奄美の人は防寒対策をして街に出ているはずです。

自然環境とからだ

人間は400万年もの間、地球上で生活し続けてきて命を今日につなげている動物です。他の動物も植物も同じです。その間、地球の自然環境に適合できなかった動物や植物は淘汰され、適応できた動物や植物だけが生き残っていると言えます。私たちのからだはその地域の気候の下で正常に働く仕組みを持っていると言えます。

私たちのからだの基礎

生きるためには食べなければなりません。私たちが食べるものも、やはり、その地域の自然環境に適合して命をつないでいるものです。私たちの先祖は生活する地域で採れる動物や植物を食べて命をつないできているのです。決して食べものが豊かではありませんでした。飢えることに対する恐怖との戦いの日常であったと推測されます。このような生活の積み重ねが今日の私たちのからだの基礎になっているのです。

地域におけるからだの違い

奄美には奄美の自然環境があり、その自然のもとで育つ植物や動物を食べて私たちの先祖は生き延びてきたと言えます。四季の気候変化に伴い食べるものも変わり、からだに必要な栄養素も異なってきますが、からだはその変化にしっかり合わせて機能し生きられるようにしてきました。
奄美で生活する人、九州北部で生活する人、あるいは北海道で生活する人、もっと地球的な目で見れば、砂漠地帯や高地で生活する人など、それぞれがその地域の気候のもとで生きられるようにからだは機能していると言えます。

奄美住用地区を中心とした健康生活の提案

このように奄美には奄美独特の気候があり、東京や長野、札幌などそれぞれに地域独特の気候とその気候の下で採れる食べものがあり、その食べ物で元気に働くからだの機能があると考えることができます。
奄美の住用地区は山岳気候と海岸性気候と森林気候を併せ持つ貴重な地域であるので、この地域を奄美健康気候の代表地として、転地による健康回復をからだの状況に合わせて、気候と地域の食べものと、人々とのふれ合いを通じて健康ツアーなどの提案も行って行きたいと思います。

生気象学入門

このコーナーではそれぞれの地域の気候の下で生活する人々の健康を維持するために、生気象学的側面からの分かりやすい解説や、奄美の気候と日常生活の何気ない行為のなかにある健康のための重要な意味合いなどをできるだけみなさんに理解して頂けるように解説して行きたいと思います。皆さんからのご意見などたくさんお寄せ頂けるよう、テーマーを決めて提案して行きたいと思います。